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リスクマネジメント部での多様な経験を糧に、新規事業立ち上げや経営に挑戦


成田 大気 Taiki Narita〔新規事業投資第一部 兼 iscream(株)代表取締役〕
成田 大気 Taiki Narita(iscream株式会社 代表取締役) 

​年月

これまでのキャリア

2006年 4月

住友商事入社。

メデイア・テクノロジー分野の投資支援・審査等の業務に従事。

2009年 4月

米国住友商事(ニューヨーク)へ異動。ペット用品製造会社や投資銀行への出向を通し、企業再生やM&A実務を経験。

2010年 10月

帰国後、欧州の水道事業のM&Aや、中東のプロジェクトファイナンス案件等のインフラ事業に従事。

2015年7月

ハーバードビジネススクールに留学、MBA取得。

2018年4月

YouTuberマネジメントの事業会社の立ち上げ初期メンバー・経営企画として参画。

2019年12月

社内起業制度にて、iscream.Inc を創業。

個人向けオンラインスクール開設サービスcoperiを運営。

2022年1月

新事業投資第一部にて、住友商事グループのWeb3事業開発をリード


工学部から新卒でリスクマネジメント部へ。実践で得た金融スキルセットが、後のキャリアに大きなプラスとなる



大学時代は工学部で、人工心臓の拍出量制御のモデリングを医学部と共同で研究していました。修士課程まで進み、その後の進路を考えるに当たり、周りの8~9割は大学推薦でメーカーへ就職していましたが、海外の学会発表で日本人とは違う考え方や行動に触れて、世界の広さを感じたことで、若いうちから海外経験を積むことが出来る商社を志望するようになりました。テクノロジーが世の中を変革する様や、インターネット関連のシリコンバレーのスタートアップが急成長していく様子に憧れもあったので、商社の中でも、ネット事業や新規事業開発に積極的だった住友商事に就職を決めました。


最初の配属は、情報産業事業部門の投資支援担当でした。入社後3年間は、営業部がスタートアップに投資する案件について、事業計画から企業価値が適切かといった定量的な評価や、製品優位性・市場性・経営陣といった定性面等、多角的に投資を評価することを学びました。特に、この時期に投資に関するファイナンス実務を実際の案件を通して習得出来たことは、のちのキャリアにも大きくプラスに働いたと感じています。


こうして丸3年経ったタイミングで、ニューヨークに赴任しました。入社以降、鍛えて頂いた優秀な先輩方の多くがニューヨークの投資事業経験者だったので、赴任が決まった時はとても嬉しかったですね。ニューヨークでは、買収後に業績が低迷していた企業に出向し、現地のマネジメントと共に再生の実務に携わったり、その後も投資銀行に出向し、日々、ファイナンスモデル作りと顧客向けの説明資料作りに明け暮れたりと、忙しくも充実した日々を過ごしました。ハードスキルを身につけると同時に、一緒に働いた現地の同世代の同僚から多くの刺激を受け、将来にキャリアについて真剣に考えるようになったのも、この頃からだったと思います。




新規事業を創りたい。経営もしたい。自分に足りない分野を補うために米国へMBA留学



帰国後は、スタートアップやテクノロジーといった分野とは180度異なる、インフラ事業の担当リスクマネジメントとして、数千億円規模のプロジェクトファイナンス案件や、欧州の水道事業会社のM&A等、クロスボーダーの大型案件をファイナンスの側面から支援する業務を担当しました。スタートアップと大規模事業とでは、産業や事業のステージの違いから、パートナーや株主の性質、連携する利害関係者、守るべき従業員の数等が大きく異なります。事業を進めるスピードやコミュニケーションの仕方など、新たな学びが得られました。


多様な事業に触れることが出来るのも、リスクマネジメント部の魅力の一つで、自分が本当にしたいこと、キャリアや人生を通じて成し遂げたいことを見つけることにも繋がるのではないかと思います。


このように10年くらい営業部サポートの仕事をする中で、「自ら事業を創り、社会に付加価値を与えたい」という気持ちがどんどん強くなっていきました。そのためには何が足りないのかと考えた時、グローバルなチームで組織を構築し人を動かすリーダーシップや、プロダクトをゼロから創る時に必要となるプロダクトマネジメント等、足りない要素がまだたくさんありました。そこでまずは、足りない基礎とグローバルなマインド・コミュニケーション力をつける目的で、MBA留学しました。


成田 大気 Taiki Narita〔新規事業投資第一部 兼 iscream(株)代表取締役〕

留学中の授業は、教授から教えてもらうレクチャーではなく、実際のビジネスケースを世界中から集まる同級生と議論することで進行しました。2年間で数百件のケースを通じて、ビジネスを分析する力や議論する力が鍛えられました。留学後のキャリアを考える上で、未知の地域であった東南アジアを知る目的で、夏休みを利用してシンガポールにあるベンチャーキャピタルへインターンもしました。


留学を終えて住友商事に戻った後は、米国事業者との合弁で、YouTuberマネジメント事業の国内立ち上げに携わりました。念願叶い、事業会社設立のタイミングで事業開発 兼 経営企画の役割で参画し、大手映画会社と連携したYouTubeクリエイター発掘オーディションの立ち上げや、デジタルマーケティング分野のスタートアップ投資をリードしました。




リスクマネジメント部で身につけた事業分析力や金融のスキルが、新規ビジネスの取り組みで生きている



その後、住友商事で「0→1(ゼロワン)チャレンジ」という社内起業制度が出来たタイミングでコンペに参加。時代の潮流から企業や政府といった組織から個人に影響力が移っていくことを感じ、個人が組織に依存することなく、自立して収益基盤を作ることの出来る事業で審査を通過し、事業会社を設立しました。2020年に個人向けオンラインスクールの開設ツールの提供を開始し、初めてのゼロワンで事業を創る経験を通して、机上の分析とは違う多くのハードシングスを経験しました。その経験を生かし、現在は住友商事グループ全体のブロックチェーン・Web3の事業戦略構築の役割も担っています。


改めて総合商社かつリスクマネジメント部での経験を振り返った時に、得られたものとしては

  1. グローバルな具体案件を通じて、金融の実務を経験出来たこと

  2. 多種多様な事業に携わることが出来たこと

が大きかったように思います。


私が入社した頃と違い、今は自らやりたいことがある人は、学生時代から自分でスタートアップを立ち上げ、更には個人で情報を発信しながら影響力をもっていく等、多様なキャリア形成の方法があると思います。そのような中でも、まだ自分がやりたいことを見つけられていなかったり、どう行動を起こしたら良いか判らないという人にとっては、当社リスクマネジメント部で経験を積むことで、今まで想像もしたことのない新たな経験と刺激から、自分が「進みたい」と思える道が見つかるかもしれません。


私は現在、ブロックチェーン・Web3がもたらす社会変革および個人を中心とした世の中の変化に強く共感し、注力していますが、10年前の自分からは想像もしなかった姿です。私の新卒時代とは大きく社会環境が違うので、今、自分が大学を卒業して、また同じ職に就くかと言われれば悩むだろうとは思います。しかし少なくとも、当時の自分の意思決定は良かったと自信をもって言えますし、当時の尊敬する先輩方がマネジメントや管理職になっている今の組織も、成長出来る刺激的な環境が用意されている職場だと思っています。




成田 大気 Taiki Narita〔新規事業投資第一部 兼 iscream(株)代表取締役〕


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