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本社リスクマネジメント部から出向先での新規事業開発まで、想像を超えた多様なチャンスがここにはある


小西 健一郎 Kenichiro Konishi(国内インフラ事業部 サミットエナジー株式会社)
小西 健一郎 Kenichiro Konishi(サミットエナジー株式会社 企画部長)

​年月

これまでのキャリア

~2012年8月

証券会社にて、FAアドバイザリー業務を担当。

2012年9月

住友商事入社。

コーポレートリスク管理部(現リスクマネジメント部)に所属し、全社のリスク管理フレームワークの企画や高度化に関わる一方、投融資委員会の運営サポートや大型案件のフォローアップに従事。

2017年 4月

リスクマネジメント部に所属し、全社市場・市況リスクの定量化・管理・報告業務に従事する傍ら、住友商事独自のリスク定量化基準計測ロジックの抜本的見直しプロジェクトを推進。

2018年 8月

電力インフラ第六部へ異動。サミットエナジー㈱(電力小売事業)へ出向し、

事業会社が抱える市場リスクのモニタリングやヘッジ体制の構築にゼロベースで取り組み、チームアップまで行う。


2021年 1月

出向先での業務範囲を拡大し、DXを活用した新規ビジネス開発を推進中。


理系大学からデータ分析のスキルを活かして証券会社へ就職後、多様な事業とビジネス創出に惹かれて商社へ



私は大学時代、数理統計学を学んでおり、クオンツというデータを分析するような専門的な仕事や、色々な証券商品、デリバティブと言われる複雑な商品を使ってビジネスをすることに興味がありました。そこで、卒業後は国内の証券会社へ就職し、ファイナンスの分析やM&Aのアドバイザリー業務に従事していたのですが、当時の大口顧客の一角が総合商社でした。


その当時の総合商社は、国内外で毎月M&Aを行うような状況で、実施件数は年間3桁を超え、他一般事業会社とは比べ物にならない数でした。私は証券会社でM&Aのアドバイザーとして事業戦略のアドバイスを行っていましたが、アドバイスはアドバイスに過ぎず、M&Aに関わるといっても、事業を創っていく際の、ほんの入り口に過ぎません。


そのうち、多くの事業投資をし、M&Aも使いながらビジネスを創出する総合商社のビジネスに面白さを感じ始め、同時に、証券会社のアドバイザーとして事業に関わるだけではなく、事業を創るスタートから終わりまで、より踏み込んだ形で関わりたいと考えるようになりました。買収したら終わりではなく、買収後も事業会社の経営を見届けたい。9年間金融機関でキャリアを積んできて、そのように新しいステージに挑戦したいという思いが強くなり、総合商社への転職を決意しました。


住友商事は、買収した会社に対して資金を出すだけでなく、その会社に入り込み、会社のバリューを上げるハンズオンを積極的にやりますと言っていた総合商社のひとつでした。丁度、採用募集をしていたこともあり、ご縁を頂き転職しました。




本社のリスクマネジメント部から事業会社への出向。金融とリスク管理で培ったスキルをフル稼働して立て直しを図る



転職後は、コーポレートリスク管理部(現リスクマネジメント部)に所属。全体的な会社のリスク管理のフレームワークをマネージしたり、事業投資やビジネスにまつわるリスク量を定量化するリスクアセットでは、「リスク量の計算の仕方が適正なのか」等の観点からロジックをメンテナンスしたりしました。リスクアセットの計測は、人も時間も膨大な工数をかけて細やかに実施していたので、質を落とさず効率的に実施できるように、金融機関時代に培ってきた知見を使い、高度化に取り組みました。


また、それと並行して、全社の大型投融資案件の投融資委員会の運営主体として、社内での案件の位置づけやフォロー等も実施。総合商社ならではの意思決定やルールについて学び、キャリアを重ねていきました。


事業会社出向直前には、英国にある貴金属とエネルギーのトレーディング子会社で、リスク計測とそのための体制づくりを集中してサポートしました。運用を軌道に乗せていけるよう、現地担当者へデータの取り込みレベルから教えたり、外部会社も巻き込んだり。長期で出張しながら通い、軌道に乗せました。


その頃、事業会社のリスク把握は本社が中央集権的に行うのではなく、現場である事業会社で行うべきであり、その方が効率的との流れがあり、今度はサミットエナジー㈱へ出向することになりました。私は前述のように、本社のリスクマネジメント部でリスク管理フレームワークやリスクの見える化、そのヘッジ手法についての知見を積んできたこともあり、出向先でのミッションは、それらを生かして事業会社の各種リスクをモニタリングし、ヘッジを実施する体制を作ることでした。


事業会社で進める際は、本社が求める市場リスクの考え方・リスク管理の考え方から、一つずつ擦り合わせをしていくことが必要です。正直かなり大変な仕事ではありましたが、自分が動けば会社を変えられるという実感、手応えに支えられました。リスク管理体制や、そのための人事採用やシステム開発まで、知見と専門性を広く発揮し、出向先の皆様にも評価を頂けて、とてもやりがいのある経験となりました。




専門性を活かして社内外のDX推進へ。AIも活用して更なる価値創出に挑戦中



証券会社時代に、AIの第二次ブームがありましたが、今やAI第三次・第四次ブームへ突入しています。計算能力も格段に向上し、現在関わっている電力ビジネスは、データ分析の適用分野としてとても相性が良いと感じています。鉛筆をなめて職人的に、苦労して行っていた電力の需要と供給の予測を、今は膨大なデータをAIが分析・活用して予測し、バランス管理をすることができますし、今後再生可能エネルギーの大量導入により、必要となる高度な需要供給運用においても、AIの活用は大きなポテンシャルがあります。自身に与えられたミッションに留まることなく、知見と専門性を活かせる領域には積極的に取り組んでいきたいです。


やれることは、たくさんある。


市場リスク管理体制の構築からスタートした事業会社出向ですが、今では、DXやAIをフル活用し、再生可能エネルギー周りの新規事業立ち上げに挑戦しています。元々、事業戦略に関わりたいと商社に来た時の夢に近い事が実現しつつあり、このチャンスとチャレンジを大いに楽しんでいきたいと考えています。






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